9月23日放送のチコちゃんに叱られる!で
お茶は緑色なのになぜ茶色という?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!お茶は緑色なのになぜ茶色という?
お茶は緑色なのになぜ茶色という?
答えは、もともとお茶は茶色だったから
詳しく教えてくださるのは
お茶の歴史と民俗学を研究する
静岡産業大学総合研究所 客員研究員
中村 羊一郎 先生(なかむら よういちろう)
- お茶ってほとんど緑色なのに 何で茶色っていうんですか?
- もともとお茶は茶色だったからです
- はい…
- もともとねぇ お茶は茶色だったからです それ以上でも それ以下でもありません
- はぁ~…
- すいません! すいません! 今回一応拡大版なんでもうちょっとだけ教えてもらっていいですか?
- それじゃあ ちょっとだけですよ
- お茶は平安時代に中国から伝わってきたと言われています
- 当時 飲まれていたお茶は蒸した茶葉を固め 砕いて粉にし 煮出したもの
- 身分の高い人だけが飲むことができる高級品でした
- そして 鎌倉時代ごろに ようやく庶民もお茶を飲み始めるようになりました
- このころ庶民の間で飲まれていたのは 手間のかからないお茶の葉を積んで干して煮出しただけのモノです
- おそらく赤と黒が混じったような色だったと思われます
- これが 布巾のような布に染み込みますとお茶の色に染まります
- そこから「茶色」という言葉が生まれたんではないかと言われています
- この間 緑色のお茶「抹茶」も日本に伝わってきましたが庶民には普及せず…
- お茶の色といえば「茶色」というのが一般的だったのです
- そして 江戸時代に蒸した茶葉を手でもみながら乾燥させる新しい製法により…
- 鮮やかな緑色のお茶が作られました
- それが全国に普及し 日本中の人がお茶と言えば緑色を連想するようになったと言われています
- 緑色をしたお茶「緑茶」が主流になってからも もともとのお茶の色…
- つまり赤と黒を混ぜたような色を指す言葉として「茶色」という言い方が残ったと思われます
チコちゃんに叱られる!お茶は緑色なのになぜ茶色という? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!お茶は緑色なのになぜ茶色という?について情報発信させていただきました。