8月30日放送のチコちゃんに叱られる!で
水道の蛇口が蛇なのはなぜ?
という質問がありました。
なるほどという答えが気になったので調べてみました。
チコちゃんに叱られる!水道の蛇口が蛇なのはなぜ?
水道の蛇口が蛇なのはなぜ?
答えは、蛇柄だったから
詳しく教えてくださるのは
水道の歴史が学べる
東京都水道歴史館 企画調査責任者
金子 智 先生(かねこ さとし)
- 現在の水道の元となる技術が生まれた江戸時代には 今のような蛇口はまだなかったそうです。
- 江戸時代は木管を通して水を引いていたそうです。
- この水が井戸に分配され人々は そこから水をくみ上げて使っていたそうです。
- そして明治20年になって横浜に初めて浄水場から水を送る水道が引かれたそうです。
- 現在のように各家庭にはなく 道路脇などに設置され複数の人が使うことから共用栓と呼ばれていたそうです。
- その時に水が出る部分 つまり 蛇口が作られたそうです。
- 最初の共用栓というのは イギリスから輸入されたもので西洋ではライオンが水の守り神的な意味合いで 使われることが多かったようで それでライオンが使われたそうです。
- しかし これでは蛇口ではなく獅子口なってしまいますね。
- 1898年に東京に水道が引かれることになります。
- この時に日本製の共用栓を作ることになるそうですが これが龍だったそうです。
- 東アジアでは龍が水の守り神と考えられていたので それで龍を採用したそうです。
- 龍の口から水が出ているんだったら 蛇口じゃなくて龍口になるんじゃないですか?
- そうですね龍口(たつくち)と呼んでいる記録があるそうです。
- たつくちが言いにくかったみたいで 普及しなかったそうです。
- では なぜ蛇口は蛇になったのか?
- 柱の部分が蛇腹(じゃばら)になっているそうです。
- 蛇腹とはまだ凸凹が交互に続いている蛇のお腹のような模様だそうです。
- これが日本製の共用栓に使われていたので 蛇体鉄柱式共用栓という名前がついているそうです。
- 蛇体鉄柱式共用栓の口ということで 略して”蛇””口”(じゃぐち)と呼ばれるようになったそうです。
- なおかつ龍と蛇というのは 日本では古来 水の神さまとして同じように考えられていたこともあって 蛇口が定着していったのではないかと思われるそうです。
- 蛇口の呼び方なんですけれども 少し前までカランと呼んでいたそうです。
- では なぜカランというかというと明治の初期 オランダで開発された蛇口が日本の工場などで使われていたそうです。
- その蛇口の形が鶴の首の形をしていたそうです。
- 鶴はオランダ語で「カラン」のためカランと名付けられたそうです。
チコちゃんに叱られる!水道の蛇口が蛇なのはなぜ? まとめ
今回は、チコちゃんに叱られる!水道の蛇口が蛇なのはなぜ?
について情報発信させていただきました。