4月24日放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜ遠くにあるものは小さく見える?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!なぜ遠くにあるものは小さく見える?
なぜ遠くにあるものは小さく見える?
答えは、大きさとは光の角度だから
詳しく教えてくださるのは
東京医科歯科大学 臨床教授 眼科医
梶田 雅義 先生(かじた まさよし)
- 遠くにあるものが小さく見えるのは光の角度が小さいからです。
- 私たちの目はカメラと同じような構造をしてて目に入った光は網膜に届きます。
- カメラは光がレンズを通過しフィルムに届いて像が焼き付くことで写真ができあがります。
- 私たちの目も入ってきた光が奥まで届くと網膜に像ができます。
- この網膜にできた像は脳へと伝わってどんな物を見ているのか情報が整理されます。
- こうして私たちは物を見ているのです。
- 目に入る光の角度で網膜の像の大きさが変わります。
- 例えば 小さなものは目に入る光の角度が小さくなるため網膜にできる像も小さくなります。
- しかし 同じ大きさの物でも近くの物より遠くの物のほうが光の角度が小さいことがわかります。
- つまり 近くの物は網膜にできる像が大きく 遠くの物は網膜にできる像が小さくなります。
- そのため 私たちは遠くにある物の方が小さく見えるのです。
- そこで検証
- 高さ333mの東京タワーと634mの東京スカイツリー
- 高さが2倍近くちがう この2つですが…
- スカイツリーより東京タワーに程よく近いところであれば同じ高さに見えるはず。
- その距離を計算して地図にしてみると…
- 2つのタワーが同じ高さに見える地点は赤い円の線の上という結果に。
- まずスタッフが向かったのは 田園調布付近の場所。
- 確かに並んだ2つのタワーが同じ高さに見えます。
- 続いては 三軒茶屋から
- こちらも同じ高さです。
- 見る場所の地上からの高さによって 見え方に多少の差が出ますが…
- この赤い円に近い地点であれば2つのタワーが同じ高さに見えるようです。
- 私たちは経験によって遠くにある物が小さく見えることに慣れてしまっています。
- ですから 同じ平面であっても小さく見えるものは遠く感じてしまうんです。
- これが 絵画における遠近法です。
- 反対に距離が違っても 同じ平面にある と思い込んでしまうと…
- 大きなものも小さく見えてしまうんです。
- つまり 遠くにある物が小さく見える性質を利用すれば …
- こんなこともできます。
チコちゃんに叱られる!なぜ遠くにあるものは小さく見える? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!なぜ遠くにあるものは小さく見える?
について情報発信させていただきました。