6月26日放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜたわしは亀みたいな形?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!なぜたわしは亀みたいな形?
なぜたわしは亀みたいな形?
答えは、妻が障子のサンを掃除したから
詳しく教えてくださるのは
創業113年老舗たわしメーカー亀の子束子西尾商店で社長を務めるデニムに長髪とほとんど社長っぽくないルックスですが…
10年前ちょっと前に会社を継いで その前は音楽の仕事をしていた 実はプロのギタリストとして活躍
サポートしていたミュージシャンは浜崎あゆみ T.M.Revolution ZIGGYなどとユニークな経歴を持ったお方
東京・北区 亀の子束子西尾商店 社長
西尾 智浩 先生(にしお ともひろ)
- そもそもあの亀のような形のたわしを生み出したのは西尾社長の曽祖父にあたる西尾正左衛門(しょうざえもん)さん。
- 始まるのはNHKたぶんこうだったんじゃないか劇場「タワシの女房 ~亀の子たわし誕生物語~」
- 今から110年以上前、明治40年(1907年)ごろ、家業で縄を作っていた西尾正左衛門(演:橋本じゅん)とその妻である西尾やす(演:石田ひかり)
- しかしその生活は決して豊かと言えるものではなく、当時の回顧録には一獲千金を夢に見て日々考えを巡らせていたという本人による記録も残してあるほど。
- そして、当時はワラなどを簡単に束ねた形がたわしのスタンダードで正左衛門が作っていたのは主に生垣などを結ぶ際に使われていたシュロの縄。
- 明治時代に入って人々の生活が西洋化して行く中で正左衛門は何か新しいモノを作り出せばきっと儲けられるハズと思い立ち 縄の原料だったシュロを針金で巻いたアイデア商品、靴拭きマットを新規開発。
- 当時は履物が草履から靴に変わっていった時代だった事でこの靴拭きマットはヒット商品に。
- ところが販売成績は順風満帆とはいかず、踏むとマットが潰れてしまうという悪評がたったことで返品が徐々に増えるという悪い流れに。
- シュロは繊維が柔らかくて、踏むと毛先が潰れてすぐにダメになってしまったんですね。
- そして迎えた年末。
- 解決策に頭を抱えつつも年末の大掃除に励む西尾夫婦。
- そこで妻が手にしていたのは返品された靴拭きマットから取られた一本の棒状の毛束。
- それを使って障子のサンを綺麗にする光景を目にした瞬間に正左衛門は妻の元へと駆け寄り大喜び。
- 手に持って使う掃除道具に転用する事で力がかかり過ぎてすぐに繊維が潰れるというデメリットを解消しつつ新規商品開発にもつなげるというアイデア。
- 妻に商品テストをお願いしつつ、開発を進める正左衛門。
- 妻の手を参考にしてたわしの大きさやシュロの繊維の長さ、持った時の感触など試作を繰り返す日々。
- そして1907(明治40)年 女性の手にもしっかり収まるサイズのたわしが完成。
- 釜にこびりついたお米も綺麗に落ちる新型たわしがここに誕生。
- さらにそこに居合わせた愛息が「何かそれ亀みたいだね」と発した事で亀の子束子というネーミングも決定。
- これで商売は遂に軌道に乗る!かと思いきや…。
- それまで見たことも無いたわしの姿にピンと来ない人々からはそっぽを向かれるという非常事態。
- 今でこそあの形はたわしのあるべき姿に感じられますが、当時初めて見た人たちからすると得体の知れない何かという印象だったんでしょうか。
- そこで一計を案じたのが商品のディスプレイ方法。
- 数をまとめて20個を吊るす事で木になる栗のような、ちょっと親しみやすいフォルムに。
- これで人々の興味を惹く事に成功して売り上げは徐々にアップ。
- 実際に使ってみればその性能の高さは言うまでもなく。
- その後は靴洗い用の取っ手付き、お風呂洗い用、体洗い用と様々な形が生まれて世界中で使われる大ヒット商品に。
- そして誕生から100年以上たった今でも当時と変わらずに職人の手作りで一つ一つ製作されるたわし。
- 最後に西尾先生から「磨きをかけたいのは何?」という質問に…
- チコちゃんの答えは「5さいっぽさ」だそうです。
- 結局のところ 奥さんがたわしを考え出して ネーミングは子どもが考え出したので正左衛門さんは何も考えてなかったようですね!
- まぁ! そのちょっとした閃きを商品化に繋げられたことで大きな結果を得たわけですが…
チコちゃんに叱られる!なぜたわしは亀みたいな形? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!なぜたわしは亀みたいな形?
について情報発信させていただきました。