2月5日放送のチコちゃんに叱られる!で
スケートリンクはどうやって凍らせている?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!スケートリンクはどうやって凍らせている?
スケートリンクはどうやって凍らせている?
答えは、とんでもなく長い時間 ホースで水をまいて凍らせている
詳しく教えてくださるのは
スケートリンクの仕事に携わって15年
埼玉・川口市 川口市立グリーンセンターアイススケート場
正木 友康 先生(まさき ともやす)
- スケートリンクは膨大な時間と地道な作業と積み重ねて作っていきます。
 - 今 実際に作業していますので見にいきますか?
 - ということでスケートリンクができるまでの72時間に密着しました。
 - 72といえば そうNHK「ドキュメント 72hours」のパロディで…
 - 「チコメントト 72hours」ナレーションはもちろん吹石一恵さんが担当です。
 - 今回の舞台は埼玉県・川口市にあるスケート場。
 - 閑静な住宅街の近くにあって40年以上愛されてきた場所。
 - 夏 幼児用プールとして楽しまれる場所が 冬はスケート場に変身。
 - 多い日には2,000人が訪れる。
 - 正木さん(会社員・35歳)は 歴史ある このスケート場を担当して5年目。
 - 今回も完成するかプレッシャーがあるみたい。
 - 「本当にやりがいがある仕事なので 好きは好きですね それで続けられているのかなと思います」
 - 「大変です めっちゃ でも楽しいです」
 - 「めっちゃくちゃ大変ですね でも楽しい」
 - みんなが口をそろえて言うのは「大変 だけど楽しい」
 - スケートリンクができるまでを見守ってみた。
 - 11月28日(土) 08:30 0h経過
 - もともと幼児プールがあるので リンクを上に作るとなると…
 - 一定の高さにしないといけないので その高さを合わせる調整をして。
 - 水が漏れないように防水シートをやっている状況ですね 今。
 - 結構進んでるんですか?
 - 時間的には この現場だと25時間くらいはかかってます。
 - エッ!もう25時間進んでるんですか?
 - そうですね。
 - エーッ!
 - それぐらい進んでます。
 - 11月28日(土) 08:30 25h経過
 - 既に25時間たっちゃってたみたい。
 - でもリンク作りは始まったばかり。
 - 氷を作るために重要な冷却管をリンクの底に張り詰めます。
 - だいたい太さが1cm弱ぐらいで 2,000本のホースを真っすぐにして伸ばしていってリンク一面に広げる形になります。
 - 大学生アルバイト(21歳)
 - 「半そで すごいですね?」
 - 「いや 暑いです やってると」
 - 11月28日(土) 12:30 29h経過
 - でも この管どうつかうのかな?
 - ”不凍液”を流してマイナスでも凍らない液体を使います。
 - 不凍液とは 氷点下でも凍らない特殊な液体。
 - その不凍液をマイナス15℃まで冷やして冷却管に循環させ その上に氷を作るんだって。
 - 凍る速度が変わらないように 冷却管の隙間を均等にする。
 - 11月30日(月) 16:00 47h経過
 - 3日間かけてキレイに整列した冷却管の中にマイナス15℃に冷やされた不凍液を流していきます。
 - これで一面冷た~い床。
 - この日からは気温が下がる夕方からの作業。
 - 手にしているのは ホース?
 - 水を撒いてく作業をこれから行います。
 - 気温が下がって寒い中 手作業で水をまきます。
 - こんな手作りなんですね。
 - 一回の水をまく作業でだいたい0.3mmぐらい氷が出来ていく感じになっていくと思います。
 - 0.3mmしか出来ないんですか?
 - 0.3mmですね。
 - なんで氷は一気に凍らせないんですか?
 - 一気に凍らせてしまうと どうしても空気が入ってしまうので ゆっくり凍らせると その間に空気が抜けていってくれるので キレイな透明な より溶けにくい 頑丈な氷が出来ていきます。
 - 水をまき始めて7時間後。
 - 氷の層は3mmくらい。
 - これは地道な作業だ。
 - 気温2℃の中でひたすら水をまいて 氷が固まるまで30分待機。
 - 交代で何度も水をまき続ける。
 - 12月4日(金) 05:30 67h経過
 - 夕方から朝まで夜通し作業。
 - 少しづつ まく水の量も増やしていくみたい。
 - 氷の層は2.5cm。
 - 一面キレイな氷ができた。
 - みんな お客さんが この場所で滑るのを想像するとワクワクするんだって。
 - 12月4日(金) 21:30 72h経過
 - 「正木さん お疲れ様です 72時間たちました これでついに完成ってことでいいんですかね」
 - 「全然まだですね 最低でも5cm以上 氷は必要なんで」
 - 「まだ これ完成じゃないんですか」
 - 「完成じゃないですね まだまだ」
 - 「あ~そうなんですか」
 - スケートリンク作りは72時間で終わらなかった。
 - ということでスケートリンクは…
 - とんでもなく長い時間 ホースで水をまいて凍らせいる でした。
 - これでおわりなんですか?
 - 気になる?
 - 気になりますよ そら~!
 - 見たいですか?
 - 見たいですよねぇ~!
 - わかりました 続きをご覧ください。
 - 延長戦や!
 - はい!
 - チコメントト 72hours以上 引き続き吹石一恵さんのナレーションで。
 - 12月4日(金) 21:30 72h経過
 - ディレクターが想像していた時間を超えたリンク作り。
 - 12月5日(土) 05:30 80h経過
 - 氷はどんどん厚くなって3.5cm。
 - みんなが一生懸命作業している姿を見ていたディレクターに ある想いが芽生えたみたい。
 - 「正木さん お願いがあるんですけど リンクが完成したら 僕に一番最初に滑らせてもらえないですかね」
 - 「いいっすよ! 華麗な滑りをぜひ見せてください」
 - 「ありがとうございます」
 - ディレクターも水まきをお手伝い。
 - 「楽しいですね」
 - その時 正木さんは
 - 「こっちもカメラ楽しいです」
 - 氷の層は ついに目標の厚さを超え5.5cmに。
 - これから何をするのかな?
 - 「氷にちょっと重みを加えて車で 氷を割ってく作業をしていきます」
 - 「エッ!せっかくキレイになったのに割るんですか?」
 - 「ちょっと ここで割っていきます」
 - 製氷車で一度 わざと氷を割るそうです。
 - 重みで負荷を加えてやって氷を割って…
 - そこに後で水をまいて氷の密度を増してあげて頑丈にしていく。
 - そして氷が固まるのを見守る。
 - ついに その時がきました。
 - 正木さんの口から出た言葉は…
 - 「これでスケートリンク完成です」
 - 「本当ですか?」
 - 「できました」
 - 12月8日(火) 17:30 105h経過(72+33時間)
 - 待ちに待ったスケートリンクの完成にディレクターの頭の中は正木さんとの約束で一杯。
 - ついにその時が…
 - 「いきまーす」
 - 結果 華麗に滑るどころかリンクに入った瞬間 すってんころりん。
 - 滑走距離2m!
 - 「大丈夫ですか?」
 - ナレーションの吹石一恵さんからは一言
 - 「滑れへんのかい」
 - ということでスケートリンクは…
 - 100時間以上かけた地道な作業で水をまいて凍らせている でした。
 
チコちゃんに叱られる!スケートリンクはどうやって凍らせている? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!スケートリンクはどうやって凍らせている?
について情報発信させていただきました。
