12月20日放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜ静かなことを「シーン」っていう?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!なぜ静かなことを「シーン」っていう?
なぜ静かなことを「シーン」っていう?
答えは、実際にシーンという音がしているから
詳しく教えてくださるのは
人間の聴覚について詳しい
仙台・東北文化学園大学 科学技術部 学部長 教授
和田 仁 先生(わだ ひろし)
- 耳を澄ましてみてください。
- ひょっとしたらシーンと聞こえてくるかもしれません。
- みなさんは「シーン」と聞こえましたか?
- そもそも、この「シーン」という表現を最初に使ったとされるのは…
- 漫画の神様、手塚治虫さん。
- 手塚治虫さんが書いた「ぐっちゃん(77)」だそうです。
- 主人公がネコ探しに夢中になり一人になったとことで「シーン」という表現がされているそうです。
- さらに古くは、夏目漱石や志賀直哉などの文豪たちも静かなことを”シン”と表現。
- はたして「シーン」の正体とは?
- そもそも私たちの耳は、空気の振動を音として感じとっているそうです。
- 耳に入った振動が鼓膜を揺らし、その振動が蝸牛(かぎゅう)という場所に伝わるそうです。
- ここで空気の振動を音として認識するために電気信号に変えて脳に送るのですが…
- その際、重要な役割を担っているのが蝸牛の中にある外有毛細胞(がいゆうもうさいぼう)だそうです。
- この外有毛細胞、大きな音は吸収して小さくし、小さな音はより大きくするように動いているそうです。
- 例えば、騒がしいパーティー会場でも会話ができるのは、大きな音は小さく、小さな音は大きくしてくれる外有毛細胞のお陰だそうです。
- 外有毛細胞は約1万2000個ほど生えていて1秒間になんと2万回も振動しているそうです。
- 外有毛細胞は静かな時も小さな音を増幅しようと24時間休まず動き続けているそうです。
- 入ってきた音に反応するんですが、入ってきた音を探すために自分でも絶えず動いているので、その振動音が聞こえている可能性があるそうです。
- 「シーン」の正体は、静かなときでも音を探して動く外有毛細胞の振動音の可能性があるそうです。
- 実際に「シーン」という音が聞こえるのか実験してみることに…
- 協力してくださるのは、宮城・名取市 仙台高等専門学校 機械システム工学科 濱西伸治 准教授(はまにし しんじ)と生徒の南条真友子(なんじょう まゆこ)さんです。
- 南条さんの耳にかすかな音でも拾うことができる特殊なマイクを入れ「シーン」の音の正体を探してみるそうです。
- 収録は雑音が入らないよう、防音室でおこなうそうです。
- はたして、どんな音なのでしょうか?
- 放送中のビデオではピーという音が鳴っていました。
- このピーという音が耳から出ている音だそうです。
- ピーと鳴っていますが、人間の耳ではもっと小さく鳴っていて「シーン」と聞こえる可能性があるそうです。
- 手塚治虫さんや数々の文豪は、この音を「シーン」と表現したのかもしれないそうです。
- 「シーン」の音のメカニズムについては、解明しきれていない部分があるそうです。
チコちゃんに叱られる!なぜ静かなことを「シーン」っていう? まとめ
今回は、チコちゃんに叱られる!なぜ静かなことを「シーン」っていう?
について情報発信させていただきました。