1月24日放送のチコちゃんに叱られる!で
東京都の福山雅治くん(5さい)からお便りで
「鍾乳洞ってなに?」という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!鍾乳洞ってなに?
鍾乳洞ってなに?
答えは、生き物の死体が溶けた穴
詳しく教えてくださるのは
地質から過去の地球環境を推定する研究をおこなう
東北大学 理学部 教授
井龍 康文 先生(いりゅう やすふみ)
- 鍾乳洞というと皆さんトゲトゲした石を思いつきますよね。
- このトゲトゲした石のことを鍾乳石といいます。
- この鍾乳石が天井から垂れ下がっている洞窟そのものを鍾乳洞と呼んでいます。
- この鍾乳洞の元になっているのが、石灰岩といわれる石のことだそうです。
- この石灰岩には2つの大きな特徴があるそうです!
- まず1つ目の特徴は 石灰岩の表面に穴というか隙間がたくさんあいています。
- この穴から水が入っていくそうです。
- これが鍾乳洞を作るうえでとても大事な特徴だそうです。
- 2つ目の特徴は 酢を石灰岩にかけると溶けるそうです。
- これは石灰岩が酸性の液体 酢と反応して二酸化炭素が出るそうです。
- 石灰岩は酸に溶ける。
- この2つが鍾乳洞を作るうえで大事な特徴だそうです。
- この2つの特徴を踏まえて石灰岩から鍾乳洞が生まれるメカニズムを見ていくと…
- まず 鍾乳洞の材料になる石灰岩はサンゴや貝といった生き物の死体に含まれる炭酸カルシウムを元にできています。
- 魚などの死体は腐敗してなくなりますが 炭酸カルシウムは腐敗したり海水に溶けたりすることはなくどんどん積み重なっていくことで石灰岩の地層が生まれます。
- この石灰岩の地層が地殻変動などにより隆起し地表に現れることが鍾乳洞が生まれる最初のキッカケだそうです。
- 地表に露出した石灰岩なんですが 雨にさらされるます。
- 実は雨というのは空気中の二酸化炭素を取り込んでわずかに酸性だそうです。
- そうすると 石灰岩の表面にある穴から酸性になった雨が内部を溶かしながら下の方に浸透していくそうです。
- そして 地層の変わり目などによって 水がそれ以上下方向に浸透できなくなります。
- すると今度は横方向に水が浸透していき その一帯の石灰岩が溶かされることで大きな空洞が生まれます。
- この空洞こそが鍾乳洞の正体!
- つまり鍾乳洞というのは 生き物の死体が積み重なってできた石灰岩という石が雨に溶かされてできた大きな穴というものになります。
- トゲトゲの鍾乳石は なぜできるのでしょうか?
- 簡単にいうと上のほうで溶かされた石灰岩が空洞のところで もう一度 固まるからだそうです。
- 水分とともに流れてきた石灰岩の成分が何千 何万年という歳月をかけて再び固まってできたのが鍾乳石だそうです。
- 井龍先生も研究のために数多くの鍾乳洞を訪れていますが 時には目を奪われるような絶景に出会うことがあるそうです。
- これまで100か所以上 鍾乳洞を訪れた井龍先生が選ぶ日本の絶景鍾乳洞!
- まずは 沖縄・南大東島にある100以上の鍾乳洞の中でも最大規模を誇るのが全長375mほどもある「星野洞」
- 井龍先生のおすすめポイントが「ストロー」と呼ばれる細く伸びた鍾乳石。
- 大量にストローが天井を覆う様は圧巻の一言だそうです。
- そして井龍先生が人生で最も感動した鍾乳洞が鹿児島・沖永良部島「銀水洞」全長およそ3kmにおよぶ内部には ほとんど人の手が入っておらず雄大な自然そのものを感じることができる鍾乳洞。
- 井龍先生のおすすめポイントが 輝く水面を持つ「リムプール」
- 石灰岩が田んぼのような地形を作り その中を済んだ水が満たしたリムプール。
- 息をのむほどの絶景!
- 番組D「先生がこれから行ってみたい鍾乳洞とかってあるんですか?」
- 井龍先生「ニュージーランドにあるワイトモ洞窟ですね そこにはグローワームという発光する虫が住んでるんです」
- グローワームとは お尻の先端が発光する虫だそうです。
- 真っ暗な鍾乳洞の中を幻想的な光が照らす まさに絶景が広がっているそうです。
- 井龍先生が憧れる神秘の絶景
- それがこちら
- YouTube-Stoked for Saturday-channel 引用
- 井龍先生いわく「死ぬまでに1回は行ってみたいですよね」
チコちゃんに叱られる!鍾乳洞ってなに? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!鍾乳洞ってなに?
について情報発信させていただきました。