1月2日放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜ運動会で赤組と白組にわかれる?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!なぜ運動会で赤組と白組にわかれる?
なぜ運動会で赤組と白組にわかれる?
答えは、平氏が赤 源氏が白だったから
詳しく教えてくださるのは
大河ドラマ「平清盛」で時代考証を務めた
東京大学 史料編纂所 教授
本郷 和人 先生(ほんごう かずと )
- 運動会の赤組白組もそうですが…
- スポーツの紅白戦など二手に分かれて戦うモノには赤と白の2色が使われることがおおいですよね
- これは平安時代末期 武士の平氏と源氏という二大勢力が関係してるそうです
- 平安時代の終わり頃 力を持っていた武士たちは勢力争いを繰り広げ各地で戦が起きていたそうです
- その中心にいたのが西の平氏と東の源氏だそうです
- 当時の戦い方にはある暗黙のルールがあったそうです
- その暗黙のルールとは「名乗り合っての一騎打ち」だそうです
- 「我こそは〇〇だ! いざ勝負」と名乗り合ってから戦っていたそうです
- 一騎打ちという言葉自体も ここから生まれたといわれているそうです
- この頃の合戦では…
- ある兵との集団と戦っていても 小さな一騎打ちがたくさんおこなわれていたそうです
- そうすることで自らの正々堂々とした姿勢を示し誰が誰の首を討ったか分かるようになっていたそうです
- しかし合戦が大規模化・全国化していく中で少しづつ合戦のルールを破る人も出てくるそうです
- 例えば奇襲をしかけたり 集団で襲い掛かったり戦い方が個人戦から集団戦へと変わっていったそうです
- 繰り返される源平の戦いの中で変わり始めた戦のルール
- すると ある問題が…
- 似たような鎧兜を着た大人数のなかでは 敵も味方もわかりにくいですよね
- 一騎打ちや名乗りあいでは必要なかった敵味方の判別が必要になってきたそうです
- ここで平氏は赤の旗を 源氏は白の旗を掲げて敵方がハッキリとわかるようにして戦ったそうです
- 源平の戦いを描いた平治物語をみると…
- 確かに赤旗と白旗に分かれて戦う描写があるそうです
- さらに源平の合戦を描いた絵の多くにも赤い旗を掲げる平氏
- 白い旗を掲げる源氏の武士が描かれているそうです
- このようにそれぞれがイメージカラーの旗を掲げることで敵や味方の判別をしたり 同士討ちを防ぐこと事ができたそうです
- しかしなぜ 平氏は赤 源氏は白だったのでしょうか?
- これは色んな説があるそうです
- 例えば赤は太陽の色を表し太陽の神様・天照大神を祖先とされる天皇家の流れをアピールしたかったから平家は赤を選んだとか
- 白は神の清らかさを表し源氏が八幡神を信仰していたから源氏は白を選んだなどと言われたりしているそうです
- 平安末期からはこの赤・白の旗に家紋をいれたそうです
- 家紋をいれることで より細かな自分の所属を示したり自分の威厳を示す物として掲げられるようになったそうです
- 源平の戦いから数十年後
- 源平盛衰記や平家物語など数多くの歴史物語が書かれ
- 江戸時代に流行した歌舞伎でも平氏と源氏を描いた物語は人気演目になるなど大衆文化の中に残り続けてきたすです
- その後も幕末の時代には 新選組・副長の土方歳三が剣術の記念試合で紅白戦を行ったという記録が残っているそうです
- このとき土方歳三は赤組だったそうです
- ちなみに なぜ赤組だったのか詳しくはわかっていないそうです
- 明治時代になると運動競技の教則本にも源平のチームに分かれる
- 赤旗と白旗など赤の平氏と白の源氏というチーム分けが登場するそうです
- このように平氏の赤 源氏の白という相対するイメージカラーが時代を経ても残り続けて運動会の赤組白組など二手に分かれる時の色として使われたと考えられているそうです
チコちゃんに叱られる!なぜ運動会で赤組と白組にわかれる? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!なぜ運動会で赤組と白組にわかれる?
について情報発信させていただきました。