11月19日放送のチコちゃんに叱られる!で
視聴者の さやかちゃん (70さい)から
かぼちゃが硬いのはなぜ?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!かぼちゃが硬いのはなぜ?
かぼちゃが硬いのはなぜ?
答えは、野菜史上 稀にみる過酷な環境で育ったから
詳しく教えてくださるのは
野菜の栽培について研究している
北海道立総合研究機構
野田 智昭 先生(のだ ともあき)
- 硬い野菜と言えば かぼちゃの他にも にんじん・ゴボウ・大根・ゴーヤなどがありますが かぼちゃが断トツに硬いそうです
- では かぼちゃはどれくらい硬いのか?
- 番組ADが各野菜で番組ディレクターのおでこを叩いて検証!
- しかし、番組ADの感情次第で 叩き方が変わったかもしれないので 機械で測ってみると…
- 1位 かぼちゃ:3.8
- 2位 にんじん:3.0
- 2位 大根:3.0
- 4位 ゴボウ:2.8
- 5位 ゴーヤ:1.9
- とこのような結果に
- かぼちゃは3.8と断トツの硬さ
- これは野球の硬球と同じ硬さです
- さらに皮の断面を顕微鏡で見てみると…
- かぼちゃの細胞は 他の野菜より小さくびっしりとつまっているそうです
- では なぜ かぼちゃは こんなに硬いのでしょうか?
- それは原産地の環境が大きく関係しているそうです
- かぼちゃの原産地は メキシコ辺りの中南米とされており砂漠や熱帯地域が多い土地だそうです
- その過酷な自然環境で水分や栄養分を流失させずに生き抜くために かぼちゃは皮が こんなに硬くなったと考えられているそうです
- かぼちゃの原産地の1つメキシコ中南部は 高温で降水量が日本の半分と少ないため乾燥しているそうです
- しかも土壌の養分も豊富とはいえないそうです
- かぼちゃは その少ない水分や栄養分を逃さないために皮が硬くなったというのです
- では どれだけ かぼちゃは水分や栄養を逃さないのか?
- 5種類の野菜(かぼちゃ・なす・にんじん・きゅうり・大根)を番組スタッフの家のベランダで10日間放置
- すると…
- かぼちゃ以外の野菜は 水分が抜けてシワシワ
- かぼちゃだけは 検証前と比べても日に焼けた以外 ほぼ変化は無かったそうです
- 切ってみても…
- 実はみずみずしいまま
- かぼちゃは 過酷な環境で生き抜くために水分や栄養分の流失防止対策として皮が硬くなったと考えられているそうです
- かぼちゃが甘くておいしいのは 水分と栄養分が閉じ込められているからだそうです
- ちなみに かぼちゃと一言でいっても全部で200種類以上でユニークな かぼちゃもあるそうです
- ということで 野田先生が選んだ「変わり種かぼちゃ」コレクション
- まずはこちら
- 世界一大きいかぼちゃ「アトランティックジャイアント」
- その重さは なんと1.2トン
- 普通の かぼちゃの800倍
- ちなみに食べても美味しくないそうです
- 続いては こちら
- 瓜のような かぼちゃですが これを輪切りにして茹でてみると…
- 実が「そうめん」のように細くほぐれる「金糸瓜(きんしうり)」
- 日本では酢の物やマヨネーズ和えにして食べられますが 欧米ではパスタの代わりにソースをかけて食べらることもあるそうです
- 最後はこちらの かぼちゃ
- 一見普通の かぼちゃですが…
- これは「マサカリかぼちゃ」といって 今は北海道の一部の農家さんでしか作っていないのですが まあとにかく硬いそうです
- どれくらい硬いのか?
- NHKが生産する農家さんを取材したときの映像を見てみると…
- 普通の包丁では まったく切れないそうです
- そこで用意したのが 木材を叩き割るマサカリ
- マサカリで数回叩いて やっと割れる硬さ
- この かぼちゃは マサカリで叩いて割るくらい硬いことから「マサカリかぼちゃ」というようになったそうです
- 説明書にも「マサカリかナタで割る または硬いコンクリートの地面に落として」と書かれているそうです
- 農家さんもあまりの硬さに落とすというよりも 完全に叩き割っているそうです
- マサカリかぼちゃは明治初期から北海道で育てられていましたが 調理のしにくさから他の品種に押されて生産する農家さんが激減
- 今では北海道の極一部でしか作られていない幻のかぼちゃだそうです
- 味は栗のようなホクホク感があって甘くて絶品だそうです
- 「ちなみに先生が一番好きな野菜は かぼちゃなんですか?」と番組Dが聞いてみると
- 「かぼちゃ よりもトマトが好きです トマトは切らなくても丸のままかぶりつけますからね」と野田先生
チコちゃんに叱られる!かぼちゃが硬いのはなぜ? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!かぼちゃが硬いのはなぜ?
について情報発信させていただきました。