3月4日放送のチコちゃんに叱られる!で
ゼリーが固まるのはなぜ?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!ゼリーが固まるのはなぜ?
ゼリーが固まるのはなぜ?
答えは、い~や固まっちゃあいないのよ
詳しく教えてくださるのは
近液か固体の間の柔らかい物質を研究するエキスパートで医療分野への応用を目指しているそうです
東京大学大学院 工学系研究科 教授
酒井 崇匡 先生(さかい たかまさ)
- ゼリーは見た感じ固まっているようにみえるじゃないですか でもあれ実は固まっていないんですと先生
- ほとんど液体みたいな状態だそうです
- 番組D「液体みたいなような?」
- ゼリーを食べると口の中でとろける様な感じがしますよね
- あれは ほぼ液体だからだそうです
- 確かにゼリーは口に入れるとホロリととろける不思議な食感ですよねぇ
- ほぼ液体とは どういうことなのでしょうか?
- ゼリーの材料ですが 基本的にはジュースのような液体と簡単に買える粉状な物が多いゼラチンでできています
- ゼラチンは 動物性たんぱく質なんです
- ゼラチンは 動物の体に含まれているタンパク質の一種で…
- 例えば魚の煮た後に冷えてできる煮凝り
- これは魚に含まれているゼラチンの働きによってできています
- ちなみに一般的に販売されているゼラチンは 牛の骨などから抽出されています
- ゼラチンは 動物の体の中ではらせん構造
- 3本のらせん構造のゼラチン分子が絡まってできています
- しかし、ゼラチン分子の熱をかけるとゼラチン分子の動きが活発になってバラバラになります
- 市販のゼラチンは ゼラチン分子が1本づつバラバラになった状態
- ゼリーを作るときは ゼラチンをお湯に入れます
- 温度が高い状態だとゼラチンは水とくっついてお互いに一緒に動き回るようになります
- 水分子の動きも同じように活発になって「ゼラチンさんだ!一緒に動き回りたい」
- となります
- ゼラチンは「まぁ 水もそう言っているし付き合ってやってもいいかな」という感じです
- そして水分子は「らせんをほどいて一緒にくっ付いてくれてありがとう!」という感じだと先生はいいます
- 水分子はゼラチン分子を気に入って一緒にくっ付いて動くようになりゼラチンと離れたくない関係になるということなのです
- そしてゼラチンを溶かしたうえ型に入れて冷蔵庫に入れて固めます
- 冷やされると またゼラチンはらせん状に戻ってそこら辺いあるゼラチン同士で骨組みを作るようにして立体的な網目状の構造を作るようになります
- 水分子は「ゼラチンと離れたくない」そう言ってけなげにゼラチンの周りを動きまわっているのです
- 固まったゼラチンの周りをゼラチンから離れたくない水が動き回っている様子が…
- 私たちの目には 固まって見えているということなのです
- ゼリーはプルンプルンしてるんですけど これというのは ゼリーの中でゼラチンの分子と水分子の両方が動き回っているから そういうふうに見えるんです
- 番組D「水分子が動いてるっていうのは 水が流れているみたいなことですか?」
- 酒井先生「そうでもないんですけど まあ そんな感じです」
- ゼリーならではの特徴を活かして作られているのがゼリーアート
- ゼリーアートは透明なゼリーに色の付いたクリームを流しこんで作ります
- このクリームには 水分子がくっつきたくない乳脂肪などの油分が含まれているためたくさん水を含んだゼリーはクリームと混ざりあいません
- そのためゼリーの中にクリームが留まり立体的なアートができるのです
- 透明な水のまま形を保とうとするゼリーだからこそ出来る芸術作品です
- 番組D「ちなみに先生はゼリーは食べるのもお好きですか?」
- 酒井先生「ゼリーと言うよりはプリン派です」
チコちゃんに叱られる!ゼリーが固まるのはなぜ? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!ゼリーが固まるのはなぜ?
について情報発信させていただきました。