4月17日放送のチコちゃんに叱られる!で
なぜネコはニャーと鳴く?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!なぜネコはニャーと鳴く?
なぜネコはニャーと鳴く?
答えは、そこに人がいるから
詳しく教えてくださるのは
ネコが人をどう認知しているかを研究する
上智大学 総合人間科学部 准教授
齋藤 慈子 先生(さいとう あつこ)
- ネコの鳴き声といえば?
- 「ニャー」ですね。
- 本来、ネコが「ニャー」と鳴くのは子ネコときだけだそうです。
- 大人のネコ同士は「ニャー」とは鳴かないそうです。
- 大人のネコが「ニャー」と鳴くのは人間に向けて鳴いているそうです。
- ネコカフェでネコの様子を観察してみると?
- ネコ同士では「ニャー」という声は聞こえてきませんでした。
- ところが、ネコカフェのスタッフが顔を出すと「ニャー」と鳴きました。
- 明らかに人に対して「ニャー」と鳴いていました。
- なぜネコ同士では「ニャー」と鳴かず人に対して鳴くのでしょうか?
- 我々の周りにいるネコ いわゆるイエネコというのは祖先種がリビアヤマネコといわれているそうです。
- リビアヤマネコというのは 大人になると単独で暮らすそうです。
- リビアヤマネコは繁殖のときや敵に出会ったとき以外は鳴き声を出す必要がなかったそうです。
- しかし 子ネコのときは母ネコに対して おなかがすいた かまってほしい などのアピールをする必要があるので「ニャー」と鳴くそうです。
- 本来「ニャー」は母ネコに甘えたり世話をしてもらうための鳴き声だそうです。
- 「ニャー」は自立すれば必要がなくなる鳴き声だそうです。
- ところがネコが人間と共存するようになって変化が現れたそうです。
- リビアヤマネコと人間が共存を始めたのは約1万年前だそうです。
- 野菜や穀物を食い荒らすネズミを駆除するために野生のネコを身近に置いたのが始まりだそうです。
- エサを与えてくれる人間と共存するようになったことで おなかがすいた かまってほしい など 人間に甘えたり世話をしてもらうために子ネコの鳴き方「ニャー」を使うようになったと考えられているそうです。
- 大人のネコの「ニャー」はネコ同士ではなくそこにいる人間に対してのアピールだそうです。
- 齋藤先生に聞いてみました。
- 番組D「人間でいうといい大人が赤ちゃん言葉で甘えているみたいなこと?」
- 動物の中には動物学用語で ネオテニー(幼形成熟)というそうです。
- ネオテニー とは 幼いころの特徴を持ったまま大人になる動物のことだそうです。
- ネコは ネオテニー に含まれるそうです。
- 研究者によっていろいろな解釈があるそうですが ネオテニー の身体的特徴は頭蓋骨の形だそうです。
- 犬は成長と共に鼻先が伸びて幼犬の頃とは形が変化しますがネコは子ネコのころとほぼ同じ形のまま大きくなるそうです。
- これが ネオテニー の特徴の1つだそうです。
- ネコは大人になっても ひとり遊びができる数少ない動物だそうです。
- これも子ネコのころの特徴が残っているからだと考えられているそうです。
- 実は私たち人間も ネオテニー の特徴を持つと言われているそうです。
- チンパンジーと比較すると 人間の頭蓋骨は子供の頃と大人になったときとあまり変化がないので ネオテニー の特徴を持っていると考えられているそうです。
- 人間も大人になっても遊ぶのも その特徴だそうです。
- つまり人間の大人もネコが「ニャー」と鳴くように甘える要素を持っていると言われているそうです。
チコちゃんに叱られる!なぜネコはニャーと鳴く? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!なぜネコはニャーと鳴く?
について情報発信させていただきました。