9月23日放送のチコちゃんに叱られる!で
ブドウに付いている白い粉ってなに?
という質問がありました。
チコちゃんに叱られる!ブドウに付いている白い粉ってなに?
ブドウに付いている白い粉ってなに?
答えは、ろう
詳しく教えてくださるのは
長年にわたり野菜園芸学を研究している
東京・多摩市 恵泉女学園大学 人間社会学部 教授
藤田 智 先生(ふじた さとし)
- ブドウに付いている この白い粉を農薬などと勘違いされている人が多いんですが…
- これは「ブルーム」というブドウ自体から作られた天然のろう物質です
- ろうとは脂肪酸やアルコールなどからなるあのロウソクのろう
- ろうは紙や布に塗ると水をはじくという性質がありますが…
- まさにこれと同じ事がブドウの表面で起こっているのです
- ポイントは このろうが作られるクチクラという膜にあります
- ぶどうの表面を見てみると皮があり その外側には私たちの目には見えないクチクラと呼ばれる膜があります
- クチクラは多くの植物の葉や茎、実に存在し 水分の蒸発を防いだり 雨などを弾いて病気を予防したりする働きをしています
- ぶどうのクチクラは主にクチンという物質とろうでできています
- 実が大きくなるにつれて ろう物質が増えてきます
- このろうが外に押し出されて溢れ出てきたものがブルーム
- 白い粉の正体なんです
- ブルームはクチクラから溢れ出たろうが表面に現れた物だったのです
- ぶどうの表面を電子顕微鏡で見てみると…
- 溢れ出たろうが結晶となって付いているのがわかります
- これが 私たちには白い粉のように見えているのです
- ブルームがある事によって より水分をはじき 中の鮮度保たれます
- そこで同じブドウの房から取った身で1つはブルーム有り もう1つはブルームをふき取って比較すると?
- 1週間で表目の違いは明らかに ブルーム無しの方は実がシワシワに劣化しました
- 新鮮で完熟したブドウほどブルームが多いので新鮮の証ということです
- 自然にできたブルームは口に入れても害は無いそうです
- ブドウはブルームがしっかり付いているかどうかで市場価値が左右されます
- ですから 農家さんは 細心の注意を払って収獲や出荷をしています
- ちなみに このブルーム ブドウ以外にも ブロッコリーは全体的に白っぽく見えますよね
- 実はこれ ブルームなんですよ 全部
- 他にもキユウリなどにもブルームが付きます
- 先生 白い粉の付いたキユウリ見たことないんですけど…
- 実は過去に農薬だと勘違いする人が多くて ブルームの付きにくいブルームレスキユウリが作られています
- 今 スーパーなどで販売されている ほとんど100%がブルームの無いブルームレスキユウリだそうです
- ここでチコちゃんに叱られる!稲毛チーフプロデューサーとして野間口 徹さんがVTR出演
- 稲毛「なるほど ブドウの白い粉は完熟の証かぁ! でも このVTRはまだ完熟してないような気がするなぁ ブドウにブルームが付くやつは撮れなかったの?」
- 多田D「時期が合わなくて…」
- 稲毛「じゃさぁ 君が野菜を育ててブルームが付く様子を撮影したらどう?
- 多田D「エッ! でも本番まで1か月しかないんですよ」
- 稲毛「あぁっ! キユウリは苗からだったら1か月で育つんだって ラッ~キ~! フ~!」
- 多田D「アンラッキー!」
- ということで多田Dはキユウリを育てることになりました
- 苗を植えてから2週間
- 苗は順調に育っていました
- キユウリの茎が30cmほど伸びました
- 苗を植えてから3週間
- 黄色く咲いた雌花には小さなキユウリが…
- ぐんぐんと成長を続けるキユウリを見て 多田Dは自分は果たして成長しているのか?
- これまでの自分を思い返していました
- 腕の筋肉の説明で腕に線を書かれ 顔の筋肉の説明で顔に線を書かれ
- 上司に上目遣いで100円をねだらされたり
- そして キユウリの実ができました
- キユウリにはブルームも付いていました
- 苗を植えてから およそ1か月
- 実が小さいうちからブルームがびっしりと付き 立派なブルームキユウリになりました
- 多田D「ブルームの撮影も成功して キユウリも このとおり収獲できました」
- 稲毛「よくやったな これで完了だ! 君もこのキユウリのように まだまだぐんぐん育っていくはずだ」
- 多田D「稲毛さん…」と感動している そのときに…
- 稲毛「う~ん! 採れたてはうまいなぁ~! ちょっとゴマ油欲しいなぁ~! 」
- 最後の稲毛さんの言葉にイライラが最高潮にたっした多田Dでした
チコちゃんに叱られる!ブドウに付いている白い粉ってなに? まとめ
今回は チコちゃんに叱られる!ブドウに付いている白い粉ってなに?
について情報発信させていただきました。