あさイチでコロナ感染対策で効果のある不織布マスクによる肌荒れ対策!3つの症状と対処法を紹介してました。
女性には特に気になる内容だったので詳しくご紹介していきます。
Contents
あさイチ!マスク肌荒れ対策!3つの症状と対処法!
コロナ感染対策で効果のある不織布マスクで肌荒れを起こしやすいということを よく聞きます。
その原因が最新の実験でわかってきました。
マスク肌荒れの原因!温度の上昇と湿度の変化
NHKが大手化粧品メーカーの資生堂の協力で不織布マスクをつけたとき肌を取り巻く環境がどうなっているのか?実験をおこないました。
マスクの中の温度と湿度を計測した結果!
マスクをつけるとマスク内の温度は徐々に高くなっていきます。
5分間で5℃上昇 外の気温と比べると10℃高い34℃にまで上がりました。
マスクの中は真夏のような状態です。
一方 湿度はというと70%から90%の間を激しく上下している状態が継続していました。
これは 呼吸のたびに湿度が大きく変動しているのです。
この温度の上昇と湿度の小刻みな変化が肌トラブルを引き起こす大きな原因だといいます。
今回実験を行った資生堂の研究員 宮井雅史さんによると…
「まさに季節の変わり目で起こるような温度・湿度の激しい変化のある気候条件と同じことがマスクの中で起こっていると考えられます。
湿度と温度が不安定な状態に肌がずっと さらされるということは、角層という肌の一番外の部分がどんどん荒れてくるということが考えられますので、それによって肌にとって必要なバリアーであったり、保湿の機能というのが落ちてくるので肌がどんどん荒れてきてしまう。
つまり肌荒れをしてしまうということが考えられます。」
ちなみにウレタンマスク、布マスクでも実験をおこないました。
すると、不織布と同じように温度が上昇し、湿度も小刻みに上下しました。
素材が違ってもマスクの中の温度と湿度は不安定な状態になり、肌荒れにつながりやすいことがわかりました。
マスクの長時間の装着が引き金となる肌のトラブル
皮膚科医 吉木伸子さんは、この1年の患者の症状を分析すると大きく3つのタイプに分かれることが明らかになってきたといいます。
マスク肌荒れの対策!3つの症状と対処法
1.肌が乾燥してカサカサしたり頬まわりに赤みが出て炎症をおこしているタイプ
2.ニキビなどの吹き出物が出来て悪化してしまっているタイプ
3.口周りが赤くなり皮膚炎になっているタイプ
皮膚科医 吉木伸子さんいわく…
「しかも、マスク肌荒れの対策は、その症状に応じて対策していただかないと悪化させてしまう可能性もありますね」
ということで、今回はマスクの”肌荒れ”について症状別に対策をお伝えしていきます。
今回の実験で分かった温度の上昇と湿度の変化、これからの季節だんだん温かくなるので汗によるムレも加わって、より肌が荒れやすい状態になってくるということです。
マスク肌荒れの対策!症状別の対策方法
今回は、皮膚科医 吉木伸子さんに症状にあった対策方法を詳しく教えていただきます。
頬まわりの乾燥によって赤く炎症が起きている場合
対策方法
- 頬まわりが赤くなってしまう方の場合は、バリア機能が低下していることが考えられます。
- 化粧水と乳液でお肌を整えた後に、クリームやベースメークでフタをしていただくことが必要になります。
- これによって、中の水分を閉じ込めていただくことと、あとクリームが膜を作ってバリアーしてくれますので、マスクの摩擦から肌を防いでくれます。
- クリームやベースメイクがフタの役割りをするということなんですね。
- そうです、中から水分の蒸発を防ぎ外からの刺激から守る、シャットアウトする役目になりますね。
- 乾燥肌に人はベースメイクもあまりしない方がいいのかなと思うんですが?
- ベースメイクが何を指すかということですが…
- 例えば日焼け止め化粧品などもベースメイクに含まれるます。
- 強い日焼け止めなどは、若干肌を乾燥させますので、肌がデリケートになっているときは無理に、そういったモノをつけないほうがいいかもしれません。
ニキビなどの吹き出物が出来てしまっている場合
対策方法
- この場合も 化粧水と乳液でお肌を整えることは、先ほどの乾燥のときと共通しています。
- しかし、化粧水と乳液でお肌を整えた後に、クリームやベースメークはダメ!
- しないほうがいい。
- 乾燥肌のときと逆だということです。
- 若い方でニキビができやすい方の場合は、お肌がオイリーになっているんですね。
- クリームなどをつけますと毛穴をよけいに塞いでしまいます。
- 油分の多い化粧品は控えていただいて、サッパリタイプや水分を高めるタイプの化粧品でケアをしていただいたほうがよろしいですね。
- ちなみにニキビ対策として、こんな方法も…
- マスクの内側にガーゼなどの肌に優しいモノをはさむということです。
- マスクの紙の刺激がニキビを誘発してしまうことがありますので、柔らかいものを1枚はさみます。
- 特に不織布マスクは感染症予防効果が高いと言われていますが、紙の摩擦が加わるので内側にもう1枚ソフト入れていただくといいですね。
- 中にはガーゼに化粧水を浸み込ませて使っているという方もみえますが…
- ガーゼに化粧水を浸み込ませると、化粧水が常時、肌に触れているかたちになって肌がふやけてしまうというか加湿され過ぎることになります。
- 例えば保湿マスクなどが売られていますが、それをずっと何時間もつけていると同じような状態になってきてしまいます。
- 肌に潤いは必要なんですけれども、湿度が多すぎますと逆にフヤケて、フヤケるということは、肌のバリヤーを低下させてしまいます。
- ですから濡らしたガーゼを、ずっと貼っておく、マスクの内側に入れておくというのはちょっとヤリ過ぎなので、そこまではおすすめしません。
口周りの皮膚炎が起こってしまった場合
対策方法
- 化粧水と乳液に変わって、油分の少ないモノに見直すことが大事です。
- 口の周りの皮膚炎は、口囲皮膚炎(こういひふえん)といって、体の中からストレスや食の乱れなども影響して出てくる皮膚炎で、最近非常に増えています。
- 口の周りが赤く炎症を起こした症状です。
- こういった症状の方は、油分をつけ過ぎるのは良くないのでクリームとかオイルとかワセリンとかベタっとしたものは避けて、水分を補うスキンケアにします。
- 美容液タイプがおすすめです。
- 乳液よりも保湿ジョエルのような美容液でセラミドとかヒアルロン酸が含まれている水分を与えるモノをつけていただくとよろしいですね。
あさイチ!マスク肌荒れ対策!3つの症状と対処法! まとめ
今回は、あさイチ!マスク肌荒れ対策!3つの症状と対処法!
について情報発信させていただきました。